ドイツのエンジンメーカー、DEUTZ(本社:ケルン)は9月7日、ドイツ連邦自動車交通局が9月6日にステージVのDEUTZ TTCD 6.1エンジンを正式に認定したと発表した。2019年から適用されるモバイル機械向けのEU Stage V排出指令の証明書を世界で初めて世界のどこででも入手できる最初のエンジンメーカーとなったとしている。
この認定は、DEUTZが新しい基準が発効する4年前に顧客に行ったことを約束している。2015年にDEUTZは、現在のエンジンが期待されているStage V規格を満たし、「Stage V ready」シールを導入すると発表していた。
ディーゼルパティキュレートフィルタを装備したDEUTZ TCDエンジンの全範囲にこのシールが付いている。「Stage V ready」は「Stage V certified」になった。2017年11月にTCDCD6.1 / 4.1 / 6.1 / 7.8とTTCD 7.8モデルの認定を受け、TFP6.1の最初の認定が行われる予定。
Agritechnica(ハノーバーで開催される世界有数の農業機械見本市 )でDEUTZは、新しい「段階V認定」シールの下で認定エンジン・ポートフォリオを初めて展示する予定。DEUTZは、最初のEU Stage V証明書を取得することにより、環境に配慮したエンジンメーカーとしての環境の約束と位置付けを提供していく。
DEUTZ AGセールス/サービス&マーケティング担当役員のMichael Wellenzohn氏は、次のように説明している。
「2015年に約束し、世界で初めて証明書を取得したので約束を守っています。これにより、機械にエンジンを取り付ける際の柔軟性とステージVへの変更時の確実な計画が得られます。世界初のステージV認定を取得したことを誇りに思っており、排気後処理技術のリードを強調しています。」