日立造船の100%子会社Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下HZI)は9月15日、トルコの建設会社Makyolとコンソーシアム(幹事会社:HZI)を組み、このほどイスタンブール市とごみ焼却発電プラント建設工事にかかる契約を締結したと発表した。プラントは処理能力3,000トン/日を有し、廃熱を利用した発電により約70,000kWの電力を供給する見込み。コンソーシアムは、EPC(設計・調達・建設)業務のほか、1年のプラント運営も行う予定。HZIにとってトルコでの初受注となる。
欧州最大規模で、トルコ初のごみ焼却発電施設となる同プラントは、市街地北西部に位置する2018年開港予定の新空港近辺に建設され、2021年には市内の一般廃棄物のおよそ15%を処理する予定。
<受注の概要>
注文主:Istanbul Metropolitan Municipality (イスタンブール市)
施設規模:ストーカ式焼却炉 3,000トン/日(1,000トン/日×3炉)、発電出力 約70,000kW
建設地:トルコ共和国・イスタンブール市
納期:2020年9月