「ものづくり技能移転推進プログラム」は、中長期的に経済成長が期待されるインドの製造分野において、インドが掲げる「メイク・イン・インディア」、「スキル・インディア」に貢献するためのプログラムで、日本・インドの官民連携の下、10年間で3万人のものづくり人材を育成することを目的としている。2016年11月11日に、経済産業省およびインド技能開発・起業省が、同プログラムを促進し、協力していくことについて覚書に署名している。
今回、日立建機は、同プログラムの目的および両国政府の取り組みに賛同し、同プログラムの柱の一つであるインドにおける製造現場の中核を担う人材を育成する人材育成機関「日本式ものづくり学校(Japan-India Institute for Manufacturing/以下、JIM)」に、経済産業省から認定を受けた上で、教育施設の整備および教育プログラムの構築を行う。タタ日立社の所有するダルワッド工場敷地内の教育施設でJIMの取り組みを進めていく予定。
日立建機グループは、経済成長が著しいインドにおいて、社会インフラ整備で使用される油圧ショベルなどの建設機械の提供のみならず、同プログラムをはじめとした取り組みを通じ、インド国内の人材の育成にも貢献していく。
<タタ日立社概要>
社名:Tata Hitachi Construction Machinery Company Private Limited
従業員数(2017年3月31日現在):2,052 名
拠点数(2017年3月31日現在):製造拠点 3拠点、販売・サービス拠点 237拠点
インド事業売上収益(日立建機連結 2016年度実績):約486億円
<沿 革>
1984年 日立建機とテルコ社(現 タタモーターズ)の建設機械部門が、業務提携契約を締結
1998年 ダルワッドで製造工場を稼働開始
2000年 テルコ社の全額出資子会社 テルコ コンストラクション エクイップメント Company Limitedに資本参加
2008年 カラグプルで製造工場を稼働開始
2010年 日立建機が連結子会社化
2012年 タタ日立コンストラクションマシナリーCompany Limited に商号変更
2015年 タタ日立コンストラクションマシナリーCompany Private Limited に商号変更