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古河電工、約165憶円投じ光ファイバのグローバル製造能力拡大、世界的なデータ通信量の増加に対応

■北米及び欧州を中心に製造能力を増強

 古河電気工業は9月13日、光ファイバの製造能力を2019年度までに2016年度比で約2倍に引き上げると発表した。投資総額は約15,000万ドル(約165憶円)で、光ケーブルも含めてグローバル拠点の製造能力を増強していく。

 近年、スマートフォン、クラウドコンピューティング、動画配信、ソーシャルネットワークの普及などにより、通信基幹網及びデータセンタ間での通信トラフィック量は世界的に増加している。こうした中、ハイパースケール・クラウドや末端のデータセンタ間における情報通信ネットワークの拡充が強く求められており、FTTH(注1)化も含めた光ファイバの需要が世界中で拡大。今後もIoT化の進展や第5世代移動通信システム(5G)の構築を背景として、光ファイバ需要はグローバル規模でさらに拡大するとみられている。

 古河電気工業の光ファイバ製造能力は、2016年度までに2014年度比で約1.2倍へ増強しており、2020中期経営計画では、これをさらに2018年度までに約1.2倍増強する計画としていたが、顧客からの強い要請を受け、追加増強を決定した。

(1)FTTHFiber To The Homeの略。光ファイバを加入者宅に直接引込み、伝送路として用いるアクセス系通信システムおよびそれによる情報通信サービス。

 ニュースリリース 

 

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