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日本電産、完全統合型の電動パワーステアリング(EPS)パワーパックを開発

 日本電産は9月11日、モータと電子制御ユニット(ECU)を一体化した完全統合型の電動パワーステアリング(EPS)パワーパックを開発したと発表した。新製品の開発は日本電産のモータ技術と日本電産エレシスのECU技術のシナジーで実現した。

 自動車市場の省スペースと軽量化に対する強いニーズに応え、モータと別体であったECUを一体化し、よりコンパクトな製品を開発した。また、モータとECU間の配線に必要なワイヤーハーネスの削減に加えて、製品の組立工数が省けるため、コストダウンにも寄与すると同時に、ワイヤーハーネスがアンテナとなることで発生する電磁ノイズから解放されます。加えて、制御性も改善し、操舵感覚を阻害する振動や騒音を最小限に抑えた。

  今回開発した製品は従来品に比べて約15%短く、かつ約20%軽量です。ステアリング負荷に応じて3Nmから6Nmまで(小型車から大型車まで)対応可能。自動運転技術のこれからの発展を見据えて、駐車支援、車線維持支援等の制御ソフトも開発・実装した。また、最近ニーズが高まりつつある耐障害性と冗長性のあるフェールセーフ設計も採用している。

 開発したEPSパワーパックは2017年中に生産開始している。また、9月12日よりはじまるフランクフルト国際モーターショー(IAA)2017の日本電産ブースにも展示している。

 ニュースリリース

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