ステンレスは、耐食性の高さから、自動車や産業機械をはじめ、電機・電子分野、エネルギー・インフラ関連など、幅広い分野で使用され、さらなる需要の拡大が見込まれている。
一方で、ステンレスは、粘りが強く、加工硬化しやすい特性から、特に切りくずに起因するトラブルが発生しやすく、今後、耐食性の向上とともに、より一層の難削化が予想され、ステンレス加工に特化した工具のニーズが高まっている。
不二越は、2016年11月、安定した加工精度と切りくず排出性を両立する刃先・溝形状を有し、不二越独自の表面処理を施した、他社にない新ジャンルのタップ「Hyper Z タップシリーズ」を市場投入。驚異的な安定性と長寿命を実現し、さらに、ドリルとセットによる穴加工全体の最適化を提案することで、幅広いユーザーから好評を博している。
ステンレス用の特長は、① 安定した加工能力:切りくずが伸びやすいステンレスに最適な刃先・溝形状を開発、切りくず排出性が向上したことで、安定しためねじ加工が可能に。(特許出願中)② 長寿命化の実現:不二越独自の表面処理を施すことで刃先強度と耐摩耗性が向上。加工硬化しやすいステンレスで、切れ味が長く持続することで、他社ステンレス用タップと比較して、2倍以上の驚異的な工具寿命を実現。
<シリーズと寸法範囲・価格>
Hyper Z スパイラルタップ ステンレス用ZSP-SUS
寸法範囲:M3~M12 並目・細目 20寸法
参考寸法:代表寸法M6 (並目) 全長 62mm 1,610円/本(税抜)
代表寸法M12 (並目) 全長 82mm 3,830円/本(税抜)
販売目標:年間1億円