DMG森精機は9月4日に、従来機比45%の省電力を実現するGREENmode標準搭載を開始したと発表した。
加工条件の向上による加工時間の最短化・見える化・無駄削除・最新技術の搭載――4つの視点から、機種毎に加工用途や機械特性を反映、最適化させた様々な機能を搭載する。中でも、制御によって加工条件の向上、加工時間の最短化に貢献する機能が充実している点が特長。消費電力の低減を通じて、顧客の生産効率向上に寄与すると同時に、環境保護という観点から社会貢献していく。
同社では、2013年より独自のヒューマンマシンインタフェースであるCELOSの販売を開始してから、省エネルギー機能の研究にも力を入れてきた。納入実績15万台以上の同社では、工作機械1台あたり年間2,650㎏のCO2を削減し、20年後にはトータル800万トン以上の削減効果を見込んでいる。
工作機械の省エネは地球環境に大きな影響を与える。この新機能を全世界の生産機にGREENmodeとして順次搭載していくとともに、今後も同機能を拡充していく。