kikai-news.net

東洋エンジニアリング、インドネシアで年産40万トンの石油化学プラントを受注

 東洋エンジニアリンググループ(TOYO)は9月5日、インドネシア最大の石油化学会社チャンドラアスリ・ペトロケミカル(CAP)から、ジャワ島西部チレゴンの同社石化コンプレックス内に新設するポリエチレン製造設備の建設プロジェクトを受注したと発表した。同プロジェクトは年産40万トンのポリエチレン製造設備で、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン(mLLDPE)を生産する。

 東洋エンジニアリング(Toyo-Japan)及び韓国子会社のトーヨーコーリア(Toyo-Korea)はインドネシア国外での詳細設計と調達業務を、インドネシア子会社のイーカーペーテー(IKPT)はインドネシア国内調達と建設工事一括を各々受注し、プラントの完工は2019年を予定している。

 同プロジェクトは年初にToyo-Koreaが受注したFEED業務に引き続くEPCプロジェクトであり、TOYOのこれまでのCAPとの長期的な良好な関係及びFEED実施中の各種提案が高く評価され受注に至ったもの。

 TOYOはCAP向けに1990年代にはエチレン製造設備、2000年代後半にはブタジエン製造設備、エチレン生産能力増強プロジェクトの実績があり、現在シンセティック・ラバー・インドネシア(仏ミシュランとCAP子会社との合弁会社)向けに年産12万トンの合成ゴム製造設備を、またCAPの子会社であるペトロケミヤ・ブタジエン・インドネシア向けにブタジエン生産能力を現行の年産10万トンから13万7,000トンへと増強するプロジェクトのEPCを遂行中。

<受注概要>

客先:チャンドラアスリ・ペトロケミカル(PT Chandra Asri Petrochemical Tbk (CAP)) ・受注者:Toyo-Japan、Toyo-Korea及びIKPT

建設地:インドネシア ジャワ島西部 チレゴン

対象設備:ポリエチレン製造設備(年産40万トン)

役務内容:詳細設計、機器資材の調達および工事までの一括請負

Toyo-Japan、Toyo-Korea:詳細設計、インドネシア国外での調達業務

IKPT:上記を除く調達・建設業務

完成予定:2019年

 ニュースリリース

 

モバイルバージョンを終了