■マシンコントロール機能「Solution Linkage Assist」を搭載したICT油圧ショベルZX200X-6を発売
日立建機は9月5日、ICT施工ソリューションの中核を担う、ZAXIS-6シリーズの新型ICT油圧ショベルZX200X-6(標準バケット容量0.8m3、運転質量20.7t)を開発したと発表した。2017年9月より、日立建機日本のレンタルを通じて国内での提供を開始し、2018年1月から販売を開始する予定。
同製品は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014年基準に適合した油圧ショベルで、国土交通省が推進するi-Constructionに対応している。日立建機独自のマシンコントロール機能である「Solution Linkage Assist(ソリューションリンケージ アシスト)」を搭載しており、GNSS*受信機から得た機械の位置情報やバケット爪先の3D(三次元)情報を基に、設計値に従って機械のフロント(ブーム、アーム、バケット)をリアルタイムで半自動制御し、施工目標面を掘り過ぎることなく、効率的な作業が可能となる。同製品により、従来の建設現場で行われていた丁張りや検測作業などの作業工程を大幅に削減、工期の大幅な短縮を図ることができるとともに、顧客の現場の安全性や生産性の向上に貢献する。
また、2D(二次元)仕様も用意し、小規模な工事や、測位衛星を捕捉できないような建設現場においても、2Dのマシンコントロールとマシンガイダンスが、現場作業の生産性を大きく引き上げる。さらに、3D機能専用機器を装備することで、2D仕様から3D仕様へアップグレードが容易になった。
販売目標は、国内向けに年間100台を見込んでいる。