大分県の8月21日付け発表などによると、富士紡ホールディングスの子会社、フジボウ愛媛(愛媛県西条市)は、大分市の大分臨海工業地帯に精密機器の研磨材を製造する新工場を新設する。土地購入費を含めた投資額は約50億円で、2019年秋操業開始の予定。
敷地は同地帯「6号地C―2地区」(計69万8,000㎡)の約8万㎡、約18億8,000万円(1㎡=23,500円)で購入。このうち第1期として約2万5,000㎡の工場を建設し、半導体基板の研磨材などを製造する。地元から約25人の雇用を予定している。あらゆるものをインターネットにつなぐ「IoT」の普及などで、需要拡大も予想されることから、業績次第で増設も検討する。
同社は事業拡大に加え、災害に備えた事業継続計画(BCP)の一環として、西条市の主力工場を補完する進出先を探していたという。