kikai-news.net

日本工営、バングラデシュ国ダッカの国際空港拡張事業を受注

■急増する航空需要に対し空港の旅客処理能力拡大、利便性向上を図る

 日本工営は8月22日、バングラデシュ人民共和国のハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業に係る設計・施工監理業務を、日本工営をはじめとする4社のJV(共同企業体)で受注したと発表した。このプロジェクトの総事業費は、約1,920億円で、4社JV」の契約額は約46億円(うち日本工営分は約22億円)。

 ハズラット・シャージャラール国際空港は、バングラデシュ国内で離発着する国内・国際線の約75%が利用しており、バングラデシュの社会経済活動を支える基幹インフラとして重要な役割を担っている。バングラデシュは経済成長に伴い航空需要が急増しており、現在旅客者の年平均増加率は約10%近い水準で推移し、2018年には同国際空港の既存処理能力の上限である800万人を超えると予測されている。また、航空貨物の取扱量も年々増加する中、貨物管理システムの未整備、非効率なオペレーション等で貨物処理能力の脆弱性が現地日系企業やバングラデシュ全体の経済活動に影響するなど、早急な改善が求められている。

 事業は円借款によるもので、2022年8月の供用開始が予定されている。国際線旅客ターミナルや貨物ターミナルの新設等を行うことにより、年間対応旅客数約1,200万人を想定した旅客処理能力拡大、利便性および安全性の向上を図り、バングラデシュ国の経済成長促進に寄与することが期待されている。

 日本工営では現在ダッカ新空港建設でも事業化調査を行っており、既存空港と新空港を同時に運用するデュアル・ハブ体制を整備し、バングラデシュ国の経済発展支援を推進している。

<事業の概要>

 案件名称:ハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業

 建築地:バングラデシュ人民共和国

 実施機関:バングラデシュ国民間航空局(Civil Aviation Authority, Bangladesh)

 業務概要:以下の詳細設計レビュー、入札補助、施工監理、技術移転等

 (1)国際線旅客ターミナル新設

 (2)新貨物ターミナル新設

 (3)VIPターミナル新設

 (4)ユーティリティ施設(消防・燃料等)新設

 業務体制:4社JV

      日本工営株式会社(幹事)

      株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル

      CPG Consultants Pte Ltd.

      Development Design Consultants Ltd.

 サービス期間:61か月

 契約額:約46億円(うち日本工営分 約22億円)

 総事業費:約1,920億円(予定)

 コンサルタントサービス開始:2017年7月19日

 ニュースリリース

 

 

モバイルバージョンを終了