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日立と日立ビルシステム、新型エスカレーターをインド・アジア・中東向けに発売、年1万台めざす

 ㈱日立製作所と㈱日立ビルシステムは8月21日、中国国内で先行発売していた新型エスカレーター「TXシリーズ」を、インド・アジア・中東地域向けに、21日から順次発売すると発表した。また、中国に続き、タイ、フィリピン、マレーシアなど各国・地域で順次発売し、2018年度に中国・インド・アジア・中東地域で年間1万台の受注をめざす

 日立は、2016年7月に日本と中国のエスカレーター事業を統合し、中国・広州市を拠点に、両国のリソースを集約して事業の強化に取り組んできた。今回発売する「TXシリーズ」は、2016年9月に発売した「アジア・中東地域向け機械室レスエレベーター」に続く、幅広い地域で展開する標準製品であり、中国・インド・アジア・中東地域で販売する。

 「TXシリーズ」は、これらの幅広い地域での販売を考慮し、中国の昇降機安全・品質基準に加え、日立独自の厳しい安全・品質基準に基づき開発され製造する。また、利用者の快適さや心地よさを追求し、人の無意識な行動に寄り添うエスカレーターをコンセプトに機能的なデザインを採用した。「TXシリーズ」は、優れたデザイン性と安全性に加え、顧客の多様な要望に対応できるよう、いくつかの仕様から柔軟に選択できる製品であり、さらに従来製品と比べ設置面積の省スペース化も実現した。

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