kikai-news.net

IHI、インドネシア国営電力公社向けの石炭火力発電ボイラを受注

 IHIは8月7日、世界各地で豊富な電力インフラ関連実績を有する伊藤忠商事から、Kalselteng-2(カルセルテン2)石炭火力発電所向けボイラ(出力100MW×2基)に関する、本体機器供給の業務を受注したと発表した。

 本件は、インドネシアの国営電力会社であるPT.PLN(Persero)(以下「PLN」)が、既存の石炭火力発電所(カリマンタン島南カリマンタン州)内の既設1-4号機の隣接地に5・6号機を増設する、拡張建設工事向けで、運転開始は2020年の予定。IHIは、アジア市場を含む国内外において多くの石炭火力発電ボイラを受注・納入しており、今回の受注は、幅広い石炭に対応するボイラの設計技術と高度な製作技術、また優れた運用実績が評価された。昨年受注したPLN向けロンタール石炭火力発電所向けボイラに続くものとなる。

 インドネシアでは、急速な経済成長と社会の発展に伴い、電力需要が増加している状況に対応するため、35GWの電源を整備する「35GW新規電源開発計画プログラム」を推進している。今回の増設案件もカリマンタン島の早期の供給電源として期待されている。

 ニュースリリース

モバイルバージョンを終了