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極東開発、4~6月売上は0.9%増の230億円、国内特装車は高水準で推移

 極東開発工業が8月3日に発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高は0.9%増の230億4,400万円、営業利益は同4.5%増の16億5,500万円、経常利益は同19.3%増の18億6,900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.6%減の13億9,500万円となった。

<特装車事業> 国内は、物流関連車両の需要が引き続き高水準で推移した。2017年9月より施行される新たな排気ガス規制への対応を進めたほか、各種製品の受注の確保と併せ、各工場において生産体制の合理化を進めた。また2017年6月には継続的に需要が高まっている床下格納式テールゲートリフタ「パワーゲート® CG1000 シリーズ」をフルモデルチェンジし発売した。海外では、インドネシア工場(PT. Kyokuto Indomobil Manufacturing Indonesia:プルワカルタ市)で新製品としてテールゲートリフタを投入、製品ラインナップの拡充を図った。

 この結果、売上高は前年同期比1.7%増の204億8,400万円、営業利益は同8.0%増の15億3,400万円となった。

<環境事業> プラント建設では新規物件として、滋賀県大津市よりごみ処理施設2施設の建設工事を受注した。また受注済物件の建設工事と併せ、ストックビジネスであるメンテナンス・運転受託にも引き続き注力した。

 バイオガスプラント事業では、前年度に北海道豊浦町より受注したバイオガスプラントの建設工事を、技術提携先のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドと共に進めた。

 しかし、プラント部門の工事進行基準売上の減少により、売上高は同11.3%減の12億3,800万円、営業利益は同16.6%増の3,900万円となった。

<不動産賃貸等事業> 立体駐車装置の市場環境は厳しい状況が続いたが、リニューアルおよびメンテナンスといったストックビジネスの拡大を図ったほか、コインパーキングでは、採算性重視の事業地の選別と確保および、2017年4月に名古屋駅南の再開発エリアである「ささしまライブ24」地区にオープンした立体駐車場「ささしまライブパーキング」の運営を開始した。

 海外では、インドネシアで受注した立体駐車装置の初号機が2017年5月に竣工した。今後はモータリゼーションの拡大や人口の増加により都市部において立体駐車装置の潜在的な需要が見込まれる現地市場において利便性を訴求し、拡販および受注確保を図っていく。

 この結果、売上高は同1.9%増の14億9,000万円、営業利益は同12.1%減の2億5,500万円となった。

 極東開発17年第1四半期関連データ

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