kikai-news.net

日新製鋼、呉製鉄所第1高炉の拡大改修および同第2高炉の休止を延期

 日新製鋼は7月28日、2016年2月に発表した事業構造改革の方針の一つである「コア製品戦略強化に向けた投資方針」を見直し、呉製鉄所第1高炉の拡大改修および同所第2高炉の休止について、延期すると発表した。

 事業構造改革の方針と同時に発表した新日鐵住金による日新製鋼子会社化が2017年3月13日に完了し、日新製鋼と新日鐵住金は、連携施策の検討を加速してきた。日新製鋼は、新日鐵住金の持つ高炉長寿命化に関する設備技術や操業技術を移転し活用することで、呉1・2高炉の稼働期間を延長できると判断した。

 これにより日新製鋼は、足下の投資余力を拡大しコア製品戦略投資を加速するとともに、コア製品戦略の実現による収益力および財務体質の強化を早期に具現化していく。なお、呉1高炉の拡大改修について2023年度末をめどに延期し、その後呉2高炉を休止することでより良好な収益環境下での高炉改修投資実現を目指す。

モバイルバージョンを終了