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新明和工業、4~6月期売上は1.8%増の442.8億円、特装車は4.%増

 新明和工業が発表した7月28日に発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、受注高は486億400万円(前年同期比9.3%増)、売上高は442億8,800万円(同1.8%増)となった。損益面では航空機セグメントにおいて為替が円安で推移したことなどから、営業利益は23億6,500万円(同42.5%増)、24億1,600万円(同60.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億2,700万円(同71.0%増)となった。

 2018年3月期連結業績予想については、売上高は前回予想の2,000億円を据え置いたが、営業利益110億円(前回予想100億円)、経常利益113億円(同103億円)、親会社株主に帰属する当期純利益72億円(同65億円)と修正した。

 <航空機> 売上高は97億7,100万円(前年同期比7.9%減)、営業利益は9億4,600万円(同37.4%増)となった。

 防衛省向けは、機体部品の受注が減少し、US-2型救難飛行艇の製造作業も減少したものの、機体部品の売上が増加したことなどから、受注は減少し、売上は前年同期並みの水準となった。民需関連は、ビジネスジェット機向けの機体部品の受注が増加したものの、ボーイング社「777」向け翼胴フェアリングが、後継機への移行を控え売上が減少した。

<特装車> 売上高は204億4,800万円(同4.0%増)、営業利益は17億7800万円(同6.2%減)となった。

 車体等の製造販売は、国内需要は引き続き好調に推移し、主力の建設・環境・物流分野の特装車需要も高水準を維持したことから、受注は増加し、売上は前年同期並みとなった。保守・修理事業は受注、売上とも前年同期並み。林業用機械等は、需要が高水準だった前年同期に比べ受注は減少したが、売上は増加した。

<産機・環境システム> 売上高は49億2,300万円(同0.3%増)、営業損益は2億8,000万円の損失となった。

 流体製品は、受注は、ポンプなどの機器の販売が堅調に推移した増加したものの、売上は、大口の工事案件の売上はあったものの、前年同期に比べ減少した。メカトロニクス製品は、自動電線処理機が増加したことなどから受注・売上とも増加した。環境関連事業は、プラント事業の新設案件が寄与し、受注は増加したものの、売上は前年同期並みとなった。

<パーキングシステム> 売上高は63億8,600万円同9.5%増)、営業利益は4億100万円となった。

 機械式駐車設備は、都市部での堅調な需要が継続したことなどから、受注、売上とも増加した。航空機旅客搭乗橋は、受注は大口案件のあった前年同期に比べ減少し、売上は前年同期並みとなった。

 

 

 

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