国際協力銀行(JBIC)は7月27日、「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として、協和(本社:大阪府)のベトナムKYOWA PLASTICS INDUSTRIAL (VIETNAM) CO., LTD. (KPIV)との間で、融資金額200万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調融資によるもの。
本件は、KPIVがベトナムのハイフォン市で行うプラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産設備の増設に充てられるもの。
協和は、主にプラスチック射出成形品等の製造・販売を行う、1953年設立の中小企業。協和は、安定した経済成長を背景にOA機器や医療機器の需要拡大が見込まれるベトナムに、2015年、製造拠点としてKPIVを設立しており、今次増設によりベトナムでの更なる事業拡大を企図している。融資は、こうした協和の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。