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千代田化工と三菱商事と三井物産など、国際間水素サプライチェーン実証事業に本格着手

■世界に先駆けて国際間水素サプライチェーン実証事業に本格着手

 千代田化工建設、三菱商事、三井物産、日本郵船の4社は7月27日、次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(英語名:Advanced Hydrogen Energy Chain Association for Technology Development、略称:AHEAD(*1))を設立、世界に先駆けて水素の国際間サプライチェーンの実証事業に本格着手すると発表した。

 実証事業は、2015年に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発」の補助事業を受けた「有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」として実施するもの。

■実証事業概要

1.概要

 千代田化工建設株式会社が開発したSPERA 水素(R)技術(*2)を用い、ブルネイ・ダルサラーム国に水素化プラント、川崎市臨海部に脱水素プラントを2019年までに建設。2020年にブルネイで調達した水素を、常温・常圧下で液体の形で日本へ海上輸送し、川崎市臨海部で気体の水素に戻して需要家に供給する国際間の水素サプライチェーン実証

2.実証規模

 1年間で最大210トン(燃料電池自動車フル充填 約4万台分)の水素を供給予定

3.水素供給源

 Brunei LNG社の天然ガス液化プラントのプロセスにて発生するガスの供給を受け、水蒸気改質により水素を製造

4.水素供給先

 川崎市臨海部にある昭和シェル石油株式会社(本社:東京 代表取締役社長グループ CEO:亀岡 剛)グループの東亜石油株式会社(本社:川崎市 代表取締役社長:玉井 裕人)京浜製油所域内にて、同社傘下の火力発電設備の燃料用途等に供給

5.実証期間(予定)

 (プラント建設)2017年8月~2019年12月

 (実証運転)2020年1月~2020年12月

 千代田化工170727

 NEDOニュースリリース 

 

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