■世界トップ戦略の強化、全世界で105万トン体制へ
三井化学と(株)プライムポリマー(三井化学65%、出光興産35%)は7月25日、ポリプロピレン(PP)自動車材のグローバルでの需要拡大に対応するため、アメリカ・メキシコ・インドの3拠点におけるPPコンパウンドの生産能力増強工事を完了、いずれも営業運転を開始したと発表した。
三井化学グループは、現在、世界8つの地域(日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル)にPP自動車材の製造拠点と、5つの地域(日本、アメリカ、欧州、タイ、中国)に研究拠点を有し、高品質な製品の生産体制の強化・拡大を進めている。
昨今の環境規制の強化による軽量化ニーズは高まる一方であり、今後もニーズに合致したバンパーやインパネ材等の需要増加が見込まれている。今回の能力増強により三井化学グループの世界全体のPPコンパウンド生産能力は105万トン/年となった。
三井化学グループは、今後も高品質の製品を供給する製造・販売・技術サービス体制を拡充、さらなるPPコンパウンド事業の強化・拡大を積極的に進めていく。