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平田機工、中国でスカラ型ロボット製造・販売、年2,500台めざす

 平田機工は7月14日、中国子会社である「ヒラタ オートメーテッド マシーナリー」(HAS)で日本と同様に2017年7月からスカラ型ロボットの生産・販売を開始すると発表した。中国市場の旺盛な需要に応えられるよう、既存販売ネットワークを活かして拡販・競争力の強化を図っていく。

 平田機工は、自動車、半導体、家電などさまざまな業界に向けた多様な生産システムの製造・販売事業を世界的に展開、これらに組み込まれる産業用ロボットも内製化および個別の外販も対応している。

 これまでスカラ型ロボットの中国での販売は、日本で生産し、輸送していたが、今回、日本に加えてHASでも調達、品質検査、生産・販売などの全てが対応できるようになった。これにより課題であったコストダウンとリードタイム短縮が実現でき中国市場での競争力がより高められた。

 今後の展開については、HASにて生産・販売できるロボットのバリエーションを拡充し、中国ロボット市場に対してより積極的に参入する。

 今期の業績予想については、事業計画に織り込み済みで変更はないが、中長期的には中国市場の需要を取り込んでいけるものと見込んでいる。一部報道によれば、今期2,000台、来期2,500台といわれる。

 中国の子会社「ヒラタ オートメーテッド マシーナリー」(Hirata Automated Machinery (Shanghai) Co.,Ltd.)は全額出資で2006年10月に設立、自動車・家電の工場向けの設備を生産・販売してきた。

<販売概要>
対象製品:スカラ型ロボット「AR-F」アーム長450/500/650㎜、その他周辺機器
販売価格:オープン価格(販売先、数量、仕様などによって異なる)
販売開始:2017年7月17日
販売計画:今期2,000台、来期2,500台

 ニュースリリース

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