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NTN、NTN能登製作所の熱処理工場が竣工、コンパクト化と生産性を向上

■徹底した省エネルギー仕様による環境に配慮した工場

 NTNは7月6日、石川県羽咋郡にある(株)NTN能登製作所に熱処理工場の増設工事を行い、このほど竣工したと発表した。熱処理工場の竣工により、能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制が確立、今後さらなる事業の拡大につなげていく。

 NTNは、1918年の創業以来、三重県桑名市で産業機械用軸受を生産してきたが、リスク分散と大形軸受の生産強化のため、2007年以降、能登地区に(株)NTN羽咋製作所、(株)NTN宝達志水製作所、(株)NTN志賀製作所、(株)NTN能登製作所を設立し、産業機械用軸受の第2の生産拠点として、風力発電装置に使用される大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受を生産している。

 軸受の製造工程は、「鍛造」、「旋削」、「熱処理」、「研削」、「組立」の順に進行するが、これまで旋削工程後、製品を三重県桑名市に輸送して熱処理加工を行っていた。このほど(株)NTN能登製作所の敷地内に熱処理工場が完成したことで、鍛造から組立まで能登地区における一貫生産体制を確立した。

 NTNは、2015年4月より取り組んでいる中期経営計画「NTN 100」の基本方針のひとつ「攻める経営」で、アフターマーケット事業の拡大を掲げ、軸受商品の品揃え充実と生産リードタイム短縮に取り組んでいる。今回の新工場建設により、スピーディな生産と安定した供給体制を実現し、アフターマーケット事業のさらなる販売拡大を加速していく。

 新工場の特長は、新しい熱処理加工技術の導入により、設備のコンパクト化と生産性の向上、品質の向上を実現。徹底した省エネルギー仕様による環境に配慮した工場。

<(株)NTN能登製作所の概要>
会社名:株式会社NTN能登製作所(英文:NTN NOTO CORPORATION)
事業内容:産業機械用軸受および機械部品の製造・販売
所在地:石川県羽咋郡志賀町若葉台38番地
代表者:代表取締役社長 山﨑貴史
資本金:10億円(NTN 100%出資)
設立:2010年12月
敷地面積:約106,500㎡
延床面積:約15,000㎡(既存工場)、約 6,600㎡(熱処理工場)

ニュースリリース

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