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神鋼環境ソリューション、神戸市玉津処理場消化ガス発電事業の基本協定を締結

 神鋼環境ソリューション(本社:神戸市、以下SKS)は7月4日、大阪ガスの100%子会社である(株)OGCTS(本社:大阪市中央区、以下OGCTS)とグループを構成して、神戸市と「神戸市玉津処理場消化ガス発電事業」に関する基本協定を6月19日に締結したと発表した。

 同グループは、下水処理の過程で発生する消化ガスを高度精製した「こうべバイオガス」を買い取り、「再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下FIT制度)」の適用を受けたガス発電事業を行う。これにより、神戸市は、汚泥処理を行っている市内の全処理場で「こうべバイオガス」の有効利用を行うこととなり、当社はすべての取り組みに関わることとなる。
 神鋼環境ソリューションは、再生可能エネルギーの地産地消に貢献し、神戸市の下水道事業の発展に寄与できたと考えており、今後も、神戸市と共に培った「こうべバイオガス」技術を全国へ展開できるよう、取り組んでいくとしている。

ニュースリリース

<発電事業の概要>
事業名:神戸市玉津処理場消化ガス発電事業
事業方式:民設民営方式
事業場所:神戸市西区森友1丁目26(玉津処理場内)
施設概要:発電設備 一式 発電容量 450kW(消化ガスエンジン25kW×18台)
年間発電量(最大):3,100,000kWh/年(一般家庭約900世帯相当)
発電事業期間:2018年4月1日~2038年3月31日(20年間)
 ※発電事業開始日は計画段階のもので変更になる場合あり

<用語説明>
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」
 再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度。電力会社が買い取る費用を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていく。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進む。

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