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ライオン、シンガポールのアグリビジネス大手と界面活性剤事業で合弁

 ライオンは6月30日、シンガポールの大手アグリビジネス企業であるWilmar International Limitedグループ(以下Wilmarグループ)と植物由来の界面活性剤(アルファスルホ脂肪酸メチルエステル塩。以下MES)事業を共同で推進するための合弁会社を設立すると発表した。

 ライオンは、現在ライオンの100%連結子会社であるライオンエコケミカルズ有限公司(LECO)で洗剤原料となるMESの製造販売を行っている。このほど油ヤシ栽培から食用油やMESの製造販売までを一貫して事業展開しているWilmarグループと合弁会社を設立し共同で事業を進めることにより、MES事業の競争力を強化しさらなる成長を目指す。

 合弁会社は、シンガポールにライオン50%出資、Wilmarグループ50%出資の合弁会社を設立する。その傘下にLECOとインドネシアの新会社(Wilmarグループ保有の製造設備を移管してMESを生産)が入り、MES事業を行っていく。

 合弁事業の内容および代表者名など合弁会社の詳細については、今後Wilmarグループと協議していき、決定次第発表するとしている。

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