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アマダHD、欧州製造拠点シャルルビル=メジエール工場(仏)をリニューアル

■欧州全域への販売供給体制を強化

 アマダホールディングスは6月27日、6月2日に欧州統括会社である現地法人AMADA EUROPE S.A.(以下アマダヨーロッパ)のシャルルビル=メジエール(以下CHV)工場の拡張および新機能である欧州SCMセンターを竣工、リニューアルオープンしたと発表した。

 オープン当日は、駐仏日本国特命全権大使、地元シャルルビル=メジエール市長、フランス政府関係者、岡本満夫アマダHD会長兼CEOが参加、ヨーロッパ各地より顧客を招待し、グランドオープン式典を行った。

 CHV 工場は、1986 年からアマダの工場として、同じくフランスにあるシャトー・ドュ・ロワール(以下CDL)工場とともに、CO2レーザマシン、パンチングマシンなどの板金加工機械の欧州製造を担っている。5年前からCHV 工場、CDL 工場(一部完成済み)ともに生産能力の拡大を計画し、設備投資を開始した。

 今回リニューアルオープンしたCHV 工場では、工場拡張に加え、最新の生産設備へ更新した。オープン後の工場生産能力は、5年前と比べ約3倍となり、ファイバーレーザマシンを中心に生産を拡大していく。また、現地生産の比率を上げることにより、納期改善も図っていく。

 アマダヨーロッパでは、2015 年から欧州全体のサプライチェーンマネージメント(以下欧州SCM)の展開をスタートさせ、生産から供給、そして在庫の一括管理を開始している。今回、CHV工場内に完成した欧州SCM センターの稼働により、在庫管理の強化を図るとともに、欧州各地域の顧客へ直接工場から出荷できる体制を構築していく。

 今回のCHV 工場リニューアルオープンにより、欧州全域への供給体制を強化し、さらなるシェア拡大を目指し、顧客のモノづくり、ひいては欧州製造業のさらなる発展に貢献していくとしている。

<シャルルビル=メジエール工場の概要>
所在地:Z.I. Mohon 24 rue Camille Didier08013 Charleville-Mezieres, France
敷地面積:101,000㎡
工場棟面積:22,839 ㎡(今回の投資拡張新工場6,821㎡:SCM センター、製造拡張など)
事務棟面積:1,785 ㎡
投資総額:2,000万ユーロ
従業員数:97 名

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