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プライメタルズテクノロジーズ、米国のチャータースチールから棒鋼ライン近代化工事を受注

 プライメタルズ テクノロジーズは6月8日(ロンドン)、米国のチャータースチール(Charter Steel)から、特殊棒鋼品質(SBQ)の直棒鋼用製造設備の新設及びコイル巻き棒鋼用製造設備の近代化工事を受注したと発表した。これは、同社から既に発表された米国オハイオ州クリーブランドの同社製鋼設備の大幅拡張及び近代化の一環となるもので、今回の対象設備は2018年後半から運用可能となる。

チャータースチールは、チャーターマヌファクチャリング(Charter Manufacturing Company, Inc.)の一部門で、オハイオ州のクリーブランド工場のほか、ウィスコンシン州ソークヴィルでも製鋼工場を運営・操業しており、航空宇宙向け鋼材、軸受鋼、冷間圧造用鋼、快削鋼、特殊ばね鋼、高品質炭素鋼など高度な用途向けの高品質鋼材を生産している。

チャータースチールは、クリーブランド工場の高品質炭素鋼および合金鋼製造能力を活かし、変化するエンドユーザーの要望にも素早く対応できるよう、直径19~83㎜(0.75~3.25インチ)、長さ3.7~15.3m(12~50フィート)の高品質の直棒鋼を今回のアップグレード工事で製造可能とし、既存顧客に加えて新規顧客への供給展開も目指している。

プライメタルズ テクノロジーズは、チャータースチールの強力なパートナーとして長年にわたってサポートを続けてきましたが、目まぐるしく変化するチャータースチールの顧客ニーズに素早く対応した柔軟な製品生産を実現・強化する、高度な設計基準を満たす設備システムを供給することになった。

プライメタルズ テクノロジーズは、直線状の棒鋼製品用の新設製造ライン向けとして、冷却床、冷却せん断機、砥石切断機、スタッカー、バンダー、バンドル機、結束機を供給。さらに既存のコイル巻き棒鋼及び棒鋼製品用の製造ライン近代化向けとして、トラフ、せん断機、ウォーターボックス、スイッチとともに、効率向上に資する独自の無段リフォームおよびコイル搬送機構を供給し、コイルパッケージ改善のために、コイル処理装置として垂直型および水平型パレットの両方式を採用した。今回の受注では、これらの主要機器に加えて、新規投入設備用の電子機器および自動化システムを含む総合メカトロニクスパッケージも供給対象となった。

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