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日亜化学工業、レーザーダイオードの生産体制を拡充、113億円投資

 日亜化学工業社は6月2日、本社工場(徳島県阿南市上中町)に新生産棟を建築、レーザーダイオード(LD)の生産体制を拡充すると発表した。投資額は、新生産棟の建設費に113億円を予定。また、新生産棟完成後、生産設備を順次導入予定で、2020年までに建設費と合わせて約220億円の投資を見込む。これらにより、2020年にはLDの生産数量を現在の3倍超へ増強する計画。

LDは、主にプロジェクターや産業用機器(露光機、内視鏡等)向けに用途が拡大しており、今後は乗用車のヘッドライト等車両への搭載など様々な機器への応用が進展していくことが予想されている。

日亜化学工業は、高付加価値かつ多様なニーズに対応可能な商品群を安定供給できる体制を整え、プロジェクターや産業用機器向けの窒化ガリウム(GaN)系LDにおける日亜化学工業の圧倒的なシェアを維持するとともに、車載向け等の市場を更に開拓するため、LDの新生産棟を建設する。

<新築する施設の概要>
名称:K6棟
建物:構造:鉄骨造(S造)免震構造
階数:地上8階建
寸法:東西82.5m×南北46.5m×高さ60m
延床面積:約30,000m2
用途:LD生産
工期:2017年6月~2019年1月(2019年1月30日竣工予定)

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