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大鵬薬品、高薬理活性原薬製造施設を埼玉県に新設

■埼玉サイトで起工式を実施、新薬開発のスピードアップを目指す

大鵬薬品工業(本社:東京都千代田区)は6月2日、自社の新薬開発を促進するため埼玉サイトにHP(*)棟(高薬理活性原薬製造施設)を新設すると発表した。6月1日に起工式を行った。

HP棟では抗がん剤を中心とした分子標的薬の高薬理活性原薬を製造する予定で、これにより自社開発化合物の開発計画に応じた柔軟かつ迅速な対応を可能にし、グローバル開発の促進にもつなげる。商業用初期生産にも対応しており、また、作業員や施設周辺の安全確保に万全を来すため一般原薬の製造施設とは異なる封じ込め技術を取り入れている。

大鵬薬品はHP棟の新設により新薬開発をスピードアップし、患者さんや医療関係者へいち早く革新的な新薬を届けられるよう努めていくとしている。

*HP:Highly Potent Pharmaceutical Ingredient

<HP棟の概要>
所在地:埼玉県児玉郡神川町大字元原200-22
延床面積:約4,700m2
建物構造:鉄骨造3階建て
竣工予定:2018年6月
稼働予定:2018年10月

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