JFEスチールは5月31日、出資するFormosa Ha Tinh Steel Corporation(本社:ベトナム社会主義共和国ハティン省ケアン市ブンアン経済区、以下FHS社)で、第1号高炉(炉容積:4,350m3)の火入れを29日に行い、ベトナム初の一貫製鉄所として始動したと発表した。
FHS社では、一貫製鉄所プロジェクトとして、第1期の総投資額105億USドル、敷地面積2,000ha強、粗鋼生産量約700万t/年を計画し、これまで各種設備の建設を進めてきた。
JFEスチールは、2015年7月の同プロジェクト参画以来、設備立上げへの技術的な支援を行ってきた。今後も、量産体制の早期実現に向け、引き続き支援を行い、FHS社で製造された製品をJFEスチールを通じて出資先や顧客に販売することで、JFEブランドの拡大を図っていく。