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新日鉄住金エンジと大阪ガス、タイ社向けオンサイトエネルギー供給プロジェクト建設工事を竣工

 

新日鉄住金エンジニアリング(以下NSENGI)と、大阪ガス(以下OG)が子会社である Osaka Gas Singapore Pte. Ltd.(社長 米田 哲ニ、以下OGS)を通して共同出資するタイ国現地法人 NS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(出資比率:NSENGI 70%、OGS 30%、以下NSET)は5月25日、昨年 12 月の Luckytex (Thailand) Public Company Limited社向けオンサイトエネルギー供給プロジェクトに続き、横浜ゴムグループのタイ国におけるタイヤ生産会社Yokohama Tire Manufacturing (Thailand)社(以下YTMT 社)向けオンサイトエネルギー供給プロジェクト(※1)建設工事を竣工したと発表した。本年 5 月 4 日からタイ国東部アマタシティ工業団地内の YTMT 社工場内においてエネルギー供給を開始し、5 月 23 日に開所式を開催した。

同プロジェクトは、ガスタービンと NSENGI 独自の高効率廃熱回収ボイラを備えた総合エネルギー効率約 90%のコージェネレーションシステムの導入により、15 年間にわたり安価な電気と熱(蒸気)の供給を行い、工場内エネルギーの省エネとコストダウンを図るもの。NSET が、コージェネレーションシステムの建設からオペレーション、ガスの調達まで全て行う「エネルギー・ワンストップサービス」を提供するビジネスモデルとなっている。

環境面では、エネルギー使用量と CO2排出量が大幅に削減(※2)され、地球温暖化防止に向け大きな効果が期待できる。さらに、本システムは高速遮断器を備えており、系統電圧が低下した際には速やかに自立運転に移行し、コージェネが非常用電源として単独でのエネルギー供給を継続することが可能なため、系統事故時における工場の操業安定化にも貢献できる。

引き続き、両社(NSENGI および OG)は、これまでの豊富な建設及び操業・保守経験を活かし、環境性・経済性に優れたエネルギーエンジニアリングソリューションを提供することで、低炭素社会の実現に向けた顧客企業の取り組みに貢献し、タイ国における事業拡大を図っていく。

(※1)コージェネレーション設備エンジニアリングに加え、設備の操業(運営・維持管理)サービスを提供するプロジェクト
(※2)一次エネルギー削減率 24%、CO2削減量 18,000t-CO2/年(現地性能試験結果に基づく試算 )

【YTMT 社向けオンサイトプロジェクト概要】
○ガスタービン・コージェネレーション設備
●発電出力:7,000kW
●蒸気供給能力:25t/h
●総合エネルギー効率:90%

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