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ダイキン工業、米国グッドマン社、新拠点の開所式を開催

 ダイキン工業の米国子会社であるグッドマン社(Goodman Global Group, Inc.、本社:米国テキサス州ヒューストン)は5月24日(現地時間)、ヒューストン近郊に新拠点「ダイキン・テキサス・テクノロジーパーク」が完成したことに伴い、開所式を行った。式には、地元政財界、現地販売店、サプライヤーなど総勢400名以上が出席した。

開所式で、井上礼之取締役会長兼グローバルグループ代表執行役員は「この新工場では、ダイキングループが世界で培ってきた生産技術の総力を挙げて、IoT・M2Mを活用したデジタルファクトリー化を実現したい。米国のお客様に喜んでいただける空調システムを提供し、米国における『投資』と『雇用の創出』を続け、良き企業市民として、テキサス州や米国の発展に貢献していきたい」と述べた。

同拠点は、住宅用や業務用空調機、暖房機器など米国で販売する全商品を生産する、ダイキングループ最大規模の工場。これまでグッドマン社が米国内に持つ4工場と、物流拠点を統合し、マーケティング、サポート機能を本拠点に集約して、部門間の協業を図る。さらに新しくR&D機能も設け、現地での商品開発体制も強化していく。

新工場は、生産量の変動に即応できるモジュールラインや、IoTを活用し生産進捗を自動管理する最新の生産技術システムを導入したもの。IoT、AIなど最先端技術を駆使したダイキングループのモデル工場となる。この最新の生産技術システムは米国での立ち上げを皮切りに、順次世界の各生産拠点へ展開し、グローバル全体でのものづくり力の強化をはかる。

ダイキン工業は、空調の発祥地であり空調最大の市場である米国を戦略経営計画「FUSION20」で最も重要な地域のひとつとして位置付けている。今後もこの地での事業基盤を強化するため、投資を継続し、雇用を創出しながら、米国の発展に貢献していくとしている。

<ダイキン・テキサス・テクノロジーパークの概要>
1) 所在地:アメリカ合衆国テキサス州ウォーラー市(ヒューストン近郊)
2) 投資額:約4億5,000万ドル
3) 面積:土地面積 200万㎡、建物延べ床面積約37.3万㎡

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