豊田合成は5月22日、インドにおける自動車生産の拡大と安全規制強化により見込まれるエアバッグ等の需要拡大に対応するため、新工場を設立すると発表した。
新工場は生産子会社「豊田合成ミンダ・インディア株式会社」(TGMIN)の分工場としてインド西部のグジャラート州に設立、エアバッグやウェザストリップ等の自動車部品を2018年度後半からスズキ・モーター・グジャラート(SMG)社に提供する。新工場の設立に伴う投資額は7億3,200万ルピー(約12億円※)。
豊田合成はインドを重点市場と位置づけ、新工場の設立など生産能力を増強しており、今回の工場設立により5拠点体制となる。インド全体での売上高は、2016年度は約140億円であり、2021年度には1.4倍となる約200億円に拡大することを目指している。
※1ルピー=1.6円で計算。
<グジャラート工場(新工場)の概要>
1. 工場名:豊田合成ミンダ・インディア グジャラート工場
2. 所在地:インド国 グジャラート州 マンダル (SMGから約30km)
3. 生産開始時期:2018年度後半
4. 投資額:7億3,200万ルピー 〔約12億円※〕
5. 生産品目:セーフティシステム製品(エアバッグ、ハンドル)、ウェザストリップ製品等
6. 面積:土地 約20,000m2、建屋 約8,500m2
7. 従業員数:約330名 (2021年3月末予定)
8. 売上高:約25億ルピー 〔約40億円※〕 (2021年度見込み)
<TGMINの概要 [参考]>
1. 社名 豊田合成ミンダ・インディア株式会社 (Toyoda Gosei Minda India Private Limited)
2. 所在地 (本社工場) インド国 ラジャスタン州 ニムラナ
3. 設立 2008年4月
4. 資本金 32億9,000万ルピー
5. 株主 豊田合成株式会社、Minda Investments Limited、豊田通商株式会社
6. 生産品目 セーフティシステム製品(エアバッグ、ハンドル)、ウェザストリップ製品等
7. 従業員数 1,324名 (2017年3月末現在)
8. 売上高:約39億ルピー(2016年度実績)〔約62億円※〕、約80億ルピー (2021年度見込み)〔約128億円※〕