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ボルボCE、100%小型電動ショベルプロトタイプを発表

    ボルボCE(Volvo Construction Equipment:Volvo CE)は5月16日、ボルボ・グループ・イノベーション・サミットの業界専門家、政策立案者、メディア、学者に最新のコンセプトマシンEX2を発表した。 100%電動小型掘削機のプロトタイプは、従来のものと比較してゼロエミッション、10倍高い効率、10倍低い騒音レベル、および総所有コストを削減する。これは、世界で初めて完全電気小型の掘削機の試作品であると考えられている。

EX2は、英国ロンドンのボルボ・グループ・イノベーション・サミットで、ボルボ・トラックからの自主的なごみトラックとボルボ・バスからの電気バスを含む、ボルボ・グループ全体の革新とともに発表された。イノベーションサミットは、将来の都市におけるインフラと輸送を中心とし、輸送効率の向上、環境への影響の低減、交通安全の向上を通じて社会にどのようにプラスの影響を及ぼすことができるかに焦点を当てた。

Volvo Groupは、エレクトロモビリティを「商用車と、機械の主目的を推進または実行するために電気モーターを利用できる機械」と定義している。 EX2プロトタイプを完全に電気的にするために、燃焼エンジンは38KWhの2つのリチウムイオン電池で置き換えられ、コンパクトグラウンドの掘削などの強力なアプリケーションで8時間機械を動作させるのに十分な電気エネルギーを蓄える。油圧構造は、伝達チェーンを最適化するのに役立つ電気機械的リニアアクチュエータを組み込んだ電気的構造に置き換えられている。油圧システムと内燃機関の取り外し、冷却ニーズの低減により、騒音レベルが大幅に低下した。この段階では、EX2は純粋に研究プロジェクトであり、現在は工業化の計画はないとしている。

 

“Volvoグループは、世界で最も望ましい運送ソリューションプロバイダーであるというビジョンに沿って、マーケティングおよび製品ポートフォリオの上級副社長であるThomas Bitter氏は述べている。 「Volvo CEでは、機械性能、生産性、効率性、安全性、持続可能性の向上に貢献することで、お客様と環境に利益をもたらすエレクトロモビリティ、インテリジェント・マシンおよびトータル・サイト・ソリューションに関連する技術を開発しています。私たちの将来の製品とサービスは、持続可能な社会を構築する上で重要な役割を果たします」

 

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