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日立造船、フランスでバイオガス精製装置を4件受注

日立造船のグループ会社で、バイオガス精製装置の設計、製造などを展開するHitachi Zosen Inova BioMethan GmbH(ドイツ、CEO:Karsten Wunsche、以下HZIBM)は5月15日、フランスのバイオガスプラント事業者向けにバイオガス精製装置を4件受注したと発表した。

HZIBMは、日立造船100%子会社で欧州におけるごみ焼却発電事業でトップシェアを有するHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede、以下、HZI)の子会社として2015年に発足したドイツのバイオガス精製装置メーカー。

本件は、フランス国内4カ所のバイオガスプラント向けに、HZIBMがバイオガス精製装置を受注したもの。各プラントにおいて、精製装置によりバイオガスに含まれるCO2を除去し、バイオメタンを生産する。2018年4月から2019年3月にかけて順次稼動を予定している。

欧州では、バイオガスプラント向けのバイオガス精製装置導入の需要が見込まれている。HZIは、2015年にHZIBMの前身であるMT-BioMethan GmbH(ドイツ)からバイオガス精製における技術・ノウハウ、実績、特許、工場など資産一式を取得して、HZIBMを発足しており、今後も同様の工事の受注を目指す。
フランスではグラン・テスト地域圏のトロワ近郊に、バイオガス精製装置の据付およびアフターサービスを行う拠点を設立し、2016年より営業を開始している。

日立造船グループは、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントなどで最先端の技術を国内外の顧客に提案し、再生可能エネルギーの普及やCO2削減、資源循環型社会の形成に積極的に貢献していく。

<本装置の概要>
1.精製方式:メンブレン方式
2.生産能力:130Nm3/h
3.納入場所:
(1)ボルドー近郊
(2)グラン・テスト地域圏
(3)オー=ド=フランス地域圏
(4)サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏

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