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日清ヨーク、「関東新工場」が竣工

日清ヨークは、関東新工場(埼玉県羽生市)が5月15日に竣工したと発表した。

近年、健康志向の高まりを受け、乳酸菌飲料やドリンクヨーグルトの市場が拡大しており、これからもこの分野は大きな成長が見込まれる。日清ヨークは、今後の需要の拡大に対応するため、生産能力を約1.5倍に高めた新工場を建設した。

新工場では、基幹商品である乳製品乳酸菌飲料「ピルクル」や日本初の飲むヨーグルト「十勝のむヨーグルト」などを生産する。最新鋭の生産設備の導入により、自動化、省人化による生産性の向上を図るとともに、HACCP(ハサップ)方式(*)に対応した衛生的な工場でさらなる品質向上に取り組み、消費者の皆さまに安全で安心な製品を届けていく。

また、工場内に開発研究所を併設することで、商品開発から生産まで一貫してスピーディーに対応できる体制を構築した。

今後同社は、竣工した関東新工場と既存の関西工場(兵庫県西脇市)の2拠点より、全国に安定的に製品を供給することで、2020年度の売上高目標143%(2015年実績比)の達成を目指す。

*HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point 危害分析・重要管理点)食品の製造、加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法。

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