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富士電機、バーレーンのアルミ製錬プラント向け整流器を受注

富士電機は4月17日、バーレーン王国の国営アルミ製錬企業であるアルミニウム・バーレーン社(Aluminium Bahrain、本社:Askar, Bahrain、以下Alba)から、世界最大規模の整流器(製品名「S-Former」)6台をEPC(設計・調達・施工)で一括請負する契約を締結したと発表した。整流器の総出力容量は1,354MWで世界最大規模。

Albaは現在年間生産能力97万トンのアルミ製錬プラントを備えているが、新たに生産ラインを立ち上げ、能力増強を行う。新ラインは2019年1月の運転開始を予定しており、これにより同アルミ製錬プラントの生産能力は、単一製錬プラントとして世界最大の150万トンに拡大する。

アルミ地金は、燃費向上やCO2排出量の抑制に向け、自動車や航空機の軽量化を図るための素材として需要が伸長している。こうしたなか富士電機は、アルミ製錬プラント向けに、整流器や変圧器、ガス絶縁開閉装置(GIS)など変電設備の受注拡大を目指す。

*富士電機の大容量整流器(S-Former):
整流器は、アルミニウム、銅、亜鉛などの非鉄金属や苛性ソーダなどの精製工程の電源供給に使用され、交流の電気を直流に変換する役割を担う。
富士電機製S-Formerは中東、北米、オセアニア、中国、アジア、アフリカなど世界各地で納入実績がある。累計出力容量は25,000MWで、世界トップシェアの40%(直近2年間の累計では約1,700MW/60%)を占める。
なおAlba向けには、2004年にS-Former及びGISの納入実績がある。

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