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アイリスオーヤマ、佐賀の工場(鳥栖第2工場)を増設/60億円投資

佐賀県鳥栖市と「進出協定」、物流能力3倍で生産・供給体制を強化

アイリスオーヤマは4月12日、事業拡大に伴う生産・供給体制の強化を図るため、60億円を投じて鳥栖第二工場を増設すると発表した。竣工は2017年12月の予定。物流能力を現状の3倍弱に高める。

アイリスオーヤマ(単体)は2016年度に売上高1,220億円(前年比115%)、経常利益9.0%を達成し、会社の売上構成は大きく変化している。特に家電事業では、値ごろ価格の「なるほど家電R」を開発、販売することで売上と利益を大きく伸ばしている。また、LED事業では、地域密着の拠点戦略を徹底することにより営業拠点を拡大し、競争力を大幅に強化している。
2017年度は単体で売上1,550億円(前年比127%)、経常利益10%の達成を目指している。この2年間で、売上高が約5割増となり、今後も更なる売上の増加を目指しており、現在の鳥栖第二工場の敷地内に4万パレットを収容できる自動倉庫と生産ラインを増設し、事業拡大に伴う取り扱い品目と出荷量の増大に対応できる供給体制を構築する。

鳥栖第一工場は1990年4月に竣工し、九州・中四国地域の生産・物流拠点。主にプラスチック製生活用品(収納用品)の生産を行っており、24,468パレットを収容できる自動倉庫を保有している。2011年10月には、鳥栖第一工場に隣接したパナソニックファクトリーソリューションズ(本社:大阪府門真市)の工場跡地を取得し、鳥栖第二工場として2012年1月よりLED照明の国内生産を担っている。

増設する鳥栖第二工場は、LED照明の生産ラインと4万パレットを収容できる自動倉庫を新設する。現在、国内の自動倉庫は約20万パレットの収容力があるが、今回の増設により、鳥栖工場全体として約6.4万パレットの収容力をもつ国内最大規模の工場となる。

<鳥栖第二工場(増設部)概要>
所在地:佐賀県鳥栖市西新町1422-233
敷地面積:34,224㎡
自動倉庫:40,000パレット
生産品目:LED照明投
資金額:約60億円
竣工時期:2017年12月
新規雇用人数:初年度20名
販売計画:初年度70億円

<鳥栖第一工場概要>
所在地:佐賀県鳥栖市西新町1375-26
敷地面積:80,566 ㎡
自動倉庫:24,468 パレット主な
生産品目:プラスチック製生活用品(収納用品)
竣工時期:1990年4月

<鳥栖第二工場概要>
所在地:佐賀県鳥栖市立石町字長蓮441 番地13敷地面積:79,169 ㎡(増設部含む)主な生産品目:LED 照明竣工時期:2011 年10 月

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