kikai-news.net

日本政策投資銀行、雪印メグミルクに「DBJ環境格付」に基づく融資を実施

日本政策投資銀行(DBJ)は4月5日、雪印メグミルク(本社:東京都新宿区)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施したと発表した。

この融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという世界で初めての融資メニュー。

雪印メグミルクは、牛乳・乳製品および食品の製造、販売等を行う総合乳業メーカーで、「未来は、ミルクの中にある。」というコーポレートスローガンのもと、消費者や酪農生産者等と真摯に向き合った経営を行っており、環境CSR面においても、地球環境や地域社会における環境負荷低減に向けた取り組みを継続的に推進している。今回の格付では、以下の点を高く評価した。

(1) 全社にISO14001:2015 に準拠した環境マネジメント体制を展開し、部署毎に企業活動に影響を及ぼす環境リスク・機会を特定しながら、廃棄物リサイクル率向上等の目標達成に向けた活動を推進している点

(2) 各工場での積極的な工程改善提案や社内表彰、ならびに環境配慮設備の導入等の促進により、生産工程での低コスト化を通じた環境負荷低減に尽力している点

(3) 「食」に携わる企業として食育活動を社会的側面の重要課題と認識し、開催回数や参加人数等の目標を設定のうえ、小中学校への出前授業や種々のセミナー等を開催し、「食」の重要性や牛乳・乳製品の価値を普及啓発している点

以上

モバイルバージョンを終了