■日本の産業ガスメーカーの海外事業展開を現地通貨建てで支援
国際協力銀行(JBIC)は3月29日、エア・ウォーターインド法人Ellenbarrie Industrial Gases Limited(以下EIGL)との間で、融資金額310百万インドルピー(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。本融資は、民間金融機関との協調融資によるもの。
エア・ウォーターは、工業用や医療用をはじめとする産業ガスの製造・販売を主業とし、ガス製造技術やガスアプリケーション技術に強みを有するメーカー。海外展開にも積極的に取り組んでおり、インドでは2013年に地場の独立系産業ガスメーカーであったEIGLを買収するなどしている。今回、エア・ウォーターは、EIGL既存工場の改修及び増設を通じて生産能力を増強し、拡大しつつある現地での産業ガス需要に的確に対応することを企図している。本融資は、こうしたエア・ウォーターの海外事業展開を現地通貨建て融資を通じて支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
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