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三井物産、モザンビークで炭鉱および鉄道・港湾インフラ事業へ出資参画

 三井物産は3月28日、2016年9月に総合資源会社であるVale S.A.(Vale社)と合意した条件に基づき、同社がモザンビークで推進中のモアティーズ炭鉱の95%権益を保有する同社子会社の15%持分、およびナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業を推進する同社子会社の50%持分の取得を実行したと発表した。

三井物産は、2016年9月に同炭鉱における投融資額を255百万米ドル、同インフラ事業における合計投融資額を513百万米ドル、合計で768百万米ドルと公表したが、今回はそのうちの同炭鉱における投融資額の全額、および同インフラ事業における投融資額のうち478百万米ドル、合計733百万米ドルを支払い、残額は2018年3月期の支払いを見込んでいる。また、Vale社と共に国内外の金融機関から最大27億米ドルのプロジェクトファイナンスによる資金調達を予定している。

同事業はすでに出荷を開始している操業中の案件で、大規模な石炭埋蔵量と高い競争力を有する。三井物産は、同事業を通じて石炭の供給ソースの多様化を行うことで安定供給に貢献するとともに、モザンビークおよびマラウィのみならずアフリカ地域の発展・成長にも貢献していくことを目指す。

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