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三菱電機、受配電システム製作所「真空バルブ・真空遮断器新工場」建設

■IoTなどを活用し生産革新を実現

三菱電機は3月2日、受配電システム製作所(香川県丸亀市)に、国内トップシェアを持つ真空バルブおよび真空遮断器を集約して生産する「真空バルブ・真空遮断器新工場」を建設すると発表した。IoTなどを活用した「e-F@ctoryコンセプトの導入により生産革新を実現し、2025年までに真空バルブ単品と真空遮断器の売上120億円以上を目指す。2018年1月に建屋が竣工し、同年7月から本格稼働を開始する予定。

真空バルブ・真空遮断器の市場は、再生エネルギー関連設備の導入や電力・鉄道・工場等での既設配電設備の更新などにより、国内外において中長期的に需要拡大が見込まれる。三菱電機は今回、新工場建設により、真空バルブ・真空遮断器の需要拡大に対応できる生産能力の確保と製品競争力の強化を実現し、さらなるシェア拡大と海外での新規市場開拓を図る。

<新工場の特長>
・「e-F@ctoryコンセプト」の導入による受注から組立・出荷までの生産情報の一元化により、生産性・品質の改善サイクルを高速化し、納期の短縮と高品質・高効率な生産を実現
・敷地内に分散していた真空バルブ生産工場と真空遮断器組立工場を集約し、真空遮断器の製造を部品加工から組立・出荷まで一貫して行うことにより生産性を向上

・最新の当社製省エネ機器を導入するとともに、エネルギーロスの見える化などで消費エネルギーを削減するなど、地球環境に配慮

<新工場の概要>
所在地:香川県丸亀市蓬莱町8番地
建屋面積:延床約14,200m2
構造:鉄骨S造、地上2階建
用途:生産・試験エリア、事務所・設計エリア
主な生産品目:真空バルブ、真空遮断器
竣工予定:2018年1月(2月から設備移設、7月から本稼働開始予定)
環境・省エネ対策:年間CO2排出量約280t削減
・高効率機器の採用(LED照明・空調機・変圧器)
・太陽光発電(200kW) ※将来600kWまで拡張予定
・めっき系埋設ピットの2重化 他

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