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ダイコウ化研、石川・輪島に接着剤充填工場、本社も移転

接着剤の充填を手掛けるダイコウ化研(大阪府八尾市)は石川県輪島市に新工場を建設する。約5億円を投じて関連会社の容器製造工場隣に設け、新たな充填拠点にする。2019年秋の稼働を目指す。容器製造と充填を一体化し、生産効率を高める。能登空港に近い輪島市臨空産業団地の一角に、約3,000㎡の建屋を設ける。18年11月に着工し、19年10月の完成を見込む。

 

工場の操業開始に合わせて八尾市の本社も輪島の新拠点に移す方針。進出予定地の隣では関連会社のトパテック(輪島市)が建材などに使う接着剤のアルミチューブ容器を生産している。現在は充填をダイコウ化研の八尾市の工場でしており、生産効率の改善が課題だった。

 

新工場の稼働に伴い、輪島市で15人程度の採用を予定する。充填の外部委託を進める化学メーカーなどの需要拡大に対応。現在、年間1,000万本の充填量を5年後に倍増させるのが目標だ。八尾市の生産・営業拠点は存続させるが、同市に2つある工場は1つに集約する方向という。

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