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安川、ロボット需要の拡大に対応、中国・瀋陽に第3工場増設

生産能力増強と開発体制強化を実現

 安川電機は1月18日、好調な中国市場でのサーボモータ、サーボアンプの需要に応えるため、現地生産子会社である安川電機(瀋陽)有限公司に新たに第3工場を増設すると発表した。追加の投資額は20~30億円。同時期に新工場を設ける国内主要拠点と合わせ、モーターとアンプでそれぞれ月産22万台近くの供給体制を構築する。

 中国では産業構造の高度化および労働人口の減少、人件費の高騰等により、自動化・ロボット化への投資が加速しており、工作機械や製造装置、産業用ロボットなどの需要が拡大している。また、中国市場のニーズに合わせた製品投入の必要性から、現地での製品開発が進んでいる。

 自動化機器の主要コンポーネントであるサーボモータ・サーボアンプは、今後も更なる需要拡大が見込まれており、このほど生産能力を増強するため第3工場を増設する。第3工場では「見える化」をコンセプトとした最新の生産管理システムを導入し、生産状況のリアルタイム管理を実現する。このシステムを導入することで、埼玉県入間市のマザー工場と連携したグローバルな生産情報を共有できる体制を確立していく。また開発体制では、これまで施設内の2カ所で行っていた開発機能を第3工場に集約する。

<瀋陽工場施設概要> ▽所在地:中華人民共和国遼寧省瀋陽経済技術開発区開発大路34甲5号▽生産機種:サーボモータ、サーボアンプ、工作機械用主軸モータ等▽第3工場概要:延床面積:1万4,000㎡▽稼働開始予定:2018年春

 

 

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