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会津コスモス電機が新工場 会津若松市と立地協定、50人新雇用

自動車搭載用の電子部品を製造する会津若松市の会津コスモス電機(猪瀬好則社長)は業務拡張のため市内に新工場を増設する。同社と会津若松市が12月21日、立地協定を締結した。

 

新工場には約9億2,000万円を投じ、現在工場がある会津若松工業団地近くに造成された会津若松徳久工業団地に建設する。2017年10月の操業開始予定で、当初は50人を新規雇用し10年後は100人に倍増させる。

 

取得用地約1.5ヘクタール内に平屋建て2,663㎡の工場を建てる。操業5年後には年間生産高55億円を見込んでいる。

 

同社によると、複数の国内大手自動車メーカーとの取引が好調で、今期の業績が約2.5倍の伸びという。

 

新工場の増設で、衝突防止カメラに搭載する部品や車載エアコン制御用抵抗基盤、センサーを大規模に増産していく。

 

締結式では、室井照平市長が「雇用創出で地域活力の向上が図られる」と歓迎した。猪瀬社長は「新工場の操業を通して、会津の発展に寄与し、福島復興にも貢献していきたい」と意気込みを語った。

 

同社は市の誘致企業第1号で、1963(昭和38)年から操業している。東証二部上場の電子部品メーカー・東京コスモス電機(神奈川県座間市、高橋秀実社長)の子会社。

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