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スギノマシン、滑川に新工場 来秋稼働 洗浄機など研究・生産

工作機械のスギノマシン(富山県魚津市)は12月20日、富山県滑川市の事業所内に工場を新設すると発表した。投資額は約22億円。超高圧洗浄機や超精密マシニングセンタの組み立てを行う。2017年11月から稼働を始める予定で、生産能力は約1.5倍になる見込み。自動車業界を中心に環境に対応した設備投資意欲が高まっており、生産増強で需要を取り込む。

 

新工場は延べ床面積が約8千平方メートルで、組み立て工場と3階建ての技術研究棟で構成する。超高圧水を発射して切断・洗浄する「ウオータージェット」技術を使った超高圧洗浄機や超精密マシニングセンタの研究開発と生産を行う。17年1月に着工し、同年10月の完成を見込む。

 

組み立て工場は窓がない構造にし、最新の空調設備を導入する。精密機械を扱うため、温度・湿度管理を徹底する。

 

技術研究棟には超高圧洗浄機や超精密マシニングセンタなどの展示室を設け、加工から洗浄、仕上げまで一貫して顧客に見てもらえるようにする。従業員の生産性を高めるため、自然光を採り入れた明るい空間にする。

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