日本フルードパワー工業会は2019年5月、2019 年・年度の需要動向調査結果をまとめた。それによると、油圧機器の2019 年出荷額は 4,021 億円(前年比1.5%増)、2019年度は3,946 億円(前年度比1.4%減)、空気圧機器の2019年出荷額は4,594 億円(前年比5.5%減)、2019年度出荷額は4,652 億円(前年度比2.5%減)と予測した。
同工業会は、フルードパワー(油圧・空気圧・水圧機器)業界の需要動向を調査するため、工業会「総需要委員会」傘下の「油圧分科会」及び「空気圧分科会」で行っている。予測の手法としては、外部への委託調査による産業連関モデルによるマクロ予測を行う一方、「油圧分科会」及び「空気圧分科会」の構成委員が分担して、関係団体や経済・金融機関等が発表する各種の経済見通しを参考にして需要分野毎に積み上げ予測を行い、両分科会で検討・討議しその後「総需要委員会」に諮り策定している。
(約2,000字+図表5点)