・バルクマテリアルハンドリングと港湾向け自動化・デジタル分野を強化
メッツォ(Metso) :2026年2月2日
メッツォは2月2日、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ニューカッスル(Newcastle)に本拠を置くエンジニアリング企業、MRAオートメーション(MRA Automation/Multiskilled Resources Australia Pty Ltd)を買収したと発表した。港湾・ターミナル分野を中心とするバルクマテリアルハンドリング向けの自動化、ソフトウエア、デジタル技術の提供能力を拡充する。
MRAオートメーションは、バルクマテリアルハンドリング事業者向けに、エンジニアリング、自動化、ソフトウエアソリューションを提供する企業で、世界の港湾・ターミナル向け自動化・デジタル化技術の有力プロバイダーとして知られる。取引金額は非公表で、メッツォの業績に与える影響は軽微としている。
メッツォのジョナサン・アレン(Jonathan Allen)上級副社長(粉砕、バルク、パイロ、製錬サービス担当)は、「MRAの専門知識とストックヤード設備における革新的なアプローチは、当社が掲げるバルクおよび港湾ソリューション分野の成長戦略と完全に合致する。2023年に取得した電気・制御システム分野の能力とも極めて高い相乗効果を発揮する」とコメントした。そのうえで、「MRAの高度なソフトウエアプラットフォームとサービスにより、バルクおよび港湾顧客向けの提供価値を拡大し、オーストラリア市場での存在感を高めるとともに、グローバル展開を加速する」と述べた。
今回の買収により、顧客は設計から運用、保守までを含むエンドツーエンドの統合ソリューションと、高効率化や安全性向上を支える先進技術の提供を受けられるようになる。
MRAオートメーションのロドニー・デベタック(Rodney Devetak)社長は「メッツォ(Metso)グループに加わることを大変うれしく思う。世界中の顧客に対する価値を高めるだけでなく、当社チームにとっても世界トップクラスの組織で成長・貢献する機会が広がる」と述べた。
また、同社のピーター・マクファーソン(Peter McPherson)技術担当ディレクターは「本買収により、MRAのスマートオートメーション製品をグローバルに展開できるようになり、バルクマテリアルハンドリング分野の変革を加速させる」としている。
■MRAオートメーション(MRA Automation)の概要
MRAオートメーション(MRA Automation)は約60人の専門人材を擁し、バルクおよび港湾オペレーション向けの先進的な産業用自動化ソリューションを提供する豪州企業。独自のスマートオートメーションサービスと「アクソ33(Axo33)」スマートソフトウエア製品群を組み合わせた提案を強みとする。
■メッツォ(Metso)のバルクマテリアルハンドリング事業
メッツォは100年以上の歴史と、世界で8,000件超のバルクマテリアルハンドリング設備の納入実績を有する。製品群には、貨車ダンパ(Railcar Dumpers)、エプロンフィーダ(Apron Feeders)、ベルトフィーダ(Belt Feeders)、コンベヤ(Conveyors)、スタッカ(Stackers)、リクレーマ(Reclaimers)、シップローダ・アンローダ(Ship Loaders and Unloaders)、ケーブルベルトコンベヤ(Cable Belt Conveyors)などが含まれる。
■ メッツォ(Metso)について
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野向けに、持続可能な技術とエンドツーエンドのソリューション、サービスを提供するグローバル企業。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)に所在し、2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁する。2024年の売上高は約49億ユーロで、ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。