三一(SANY):2025年12月11日
中国の建機大手・三一集団は12月11日、イタリア・ミラノ近郊のブチナスコ市(Buccinasco)に新たな地域拠点を開設した。直販、サービス、補修部品、製品展示を一体化した同拠点の稼働により、イタリアおよび周辺地域で迅速かつ信頼性の高いサポート体制を構築する。同社によると、欧州事業の本格的なローカル展開を象徴する“マイルストーン”となる。

三一集団では、欧州市場への進出から15年以上が経過し、2025年の売上高は前年を40%以上上回る見込み。ミラノ拠点は、こうした成長を踏まえたローカル戦略の重点施策であり、同社は「地域競争力を一段と高め、事業の飛躍的な拡大を目指す」としている。
開所式であいさつした三一集団の徐明・上級副総裁(海外経営本部長、欧州事業本部長)は「ミラノ拠点は単なるオフィスではなく、お客様に最も近い“前線基地”だ」と強調。「イタリア事業の拡大に貢献し、欧州事業全体の成長エンジンとなることを期待している」と述べた。
また、式典には中国・ミラノ総領事館の耿協威(Geng Xiewei)経商参賛も出席し、「中国の装備製造企業は欧州で単なる製品供給者からローカルパートナーへと変化しており、三一はその代表例だ」と評価。ミラノ拠点の稼働が現地雇用の創出や中伊間の技術協力強化につながるとした。

ブチナスコ市のアンナ・ヴァルセッキ(Anna Valsecchi)副市長も祝辞を述べ、「三一の進出は地域産業のサービス向上に寄与し、製造業全体に利便性をもたらす。ローカルチームの雇用創出効果にも期待したい」と歓迎した。
三一集団では、ミラノ拠点を欧州展開の新たな中核として位置付け、営業・サービス網の強化を図る。
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