・東京大学と連携し世界最高峰の試験設備導入、次世代モビリティ開発を支援
電子計測器メーカーの小野測器(横浜市西区)は11月4日、愛知県豊田市緑ヶ丘に新たな技術開発拠点「中部リンケージコモンズ(Chubu Linkage Commons、以下CLC)」を建設すると発表した。2025年12月に着工し、2027年9月の稼働を予定。建設費は総額23億円を見込む。
CLCには、東京大学大学院新領域創成科学研究科との「社会連携講座」で培った電気自動車の振動計測・制御に関する世界最高水準の技術を実装した自動車用試験設備を導入。次世代モビリティ技術の開発支援を通じ、自動車産業の高度化に貢献する。
同拠点では、自動車メーカーやサプライヤーを対象とした騒音・振動(NV)評価試験、モデルベース開発に対応した試験業務を展開。横浜、宇都宮に次ぐ第三の技術・エンジニアリング拠点として、同社の中期経営計画「Challenge StageⅣ」で掲げる成長戦略「デジタル開発への対応」を推進する。
小野測器はまた、CLCを「共創の場」と位置付け、地域の教育機関や異業種企業との連携を強化。自動車産業の集積地である中部地方の地の利を活かし、共同開発やオープンイノベーションの促進を図る。稼働後は共創パートナーを募集し、産学連携や異業種連携を通じた新たな価値創造を目指す。
同事業は、豊田市の「企業立地奨励事業者」にも指定されており、地域産業の多角化・高度化にも寄与する見通し。敷地内には他社との共創専用スペースの設置も計画している。
<事業概要>
所在地:愛知県豊田市緑ヶ丘
拠点名:中部リンケージコモンズ(Chubu Linkage Commons、CLC)
土地面積:約4,500㎡
建設費:総額23億円
着工:2025年12月
稼働予定:2027年9月
導入設備:東京大学との共同研究による制御技術を実装した自動車用試験装置
位置付け:横浜、宇都宮に続く第3の技術開発・エンジニアリング拠点
特徴:共創スペース設置、産学・異業種連携推進
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