丸一鋼管(大阪市中央区)は8月5日、同日開催の取締役会にて、米国/テキサス州において、100%子会社である丸一ステンレス鋼管(以下丸一ステンレス)が主体となり運営する半導体用BA管の製造会社(連結子会社)を共同出資方式で設立することを決議したと発表した。
世界的な半導体の需要拡大に伴い、半導体製造設備に使用されるBA管の需要も急拡大している。その対応のため、丸一ステンレスにおいては、国内生産能力を15万本/月から25万本/月へ増強する設備投資を行っている。一方、大型の半導体工場建設計画が複数具体化している米国の需要に更に対応するため、今回、米国にBA管製造会社を設立することにした。丸一鋼管の米国での事業経験と丸一ステンレスの高い製造技術を活かし、品質、サービスの両面で顧客のニーズに応えていく。
<新会社の概要>
会社名:Maruichi Stainless Tube Texas Corporation (MST-X)
所在地:米国テキサス州セギーン市
出資者:丸一ステンレス鋼管株式会社 42.5%、丸一鋼管株式会社 37.5%、他1社 20%
資本金:約75百万ドル(段階的に増資予定)
設立:2022年8月
代表者:手島 修(丸一ステンレス鋼管株式会社)
事業内容:半導体用BA管の製造販売
工場敷地:約145万Sqf、工場建屋:約16万Sqf
設備概要:抽伸機、BA炉等
従業員数:約120名
稼働予:2024年Q1予定