日立造船、北大阪急行線延伸事業向けΦ6.95m泥土圧シールド掘進機を引き渡し

・北大阪エリアの地域活性化に貢献

 日立造船は9月9日、大阪府豊中市と箕面市にまたがって実施される北大阪急行線延伸事業向けΦ6.95m泥土圧シールド掘進機×2機を、同延伸事業の土木施工を手がける熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体(代表企業:熊谷組、構成企業:㈱フジタ、㈱森組(大阪市)、以下、熊谷組JV)に引き渡したと発表した

 北大阪急行線延伸事業は、大阪府箕面市と北大阪急行電鉄(大阪府豊中市)が、緑豊かな住宅都市・箕面市に利便性を加え、まちの魅力向上を図るとともに、大阪の南北軸を強化するという広域的な効果を得ることを目的に実施するもの。

 今回引き渡した2機は、同延伸事業(路線延長約2,500m)のうち、箕面船場阪大前駅付近(箕面市)の発進立坑から千里中央駅付近(豊中市)までの約1,100mの区間を掘削するもので、1号機は下り線(南行き)のトンネルを、2号機は上り線(北行き)のトンネルを掘削する。

 日立造船は、両機の製作・仮組検査を有明工場(熊本県玉名郡長洲町)で終えたのち、一度解体して現地へ輸送し、このほど現地組立・完成検査が終了したことから、熊谷組JVに引き渡した。

 両機は、北大阪急行電鉄の車両である8000形「ポールスター号」および9000形「POLESTARⅡ(ポールスター ツー)」のデザインが取り入れられており、アイボリー(灰白色系)やレッド、マルーン(赤茶色系)などのカラーリングが採用されています。

 日立造船は、1881 年に大阪の地で創業し、橋梁や水門などの鉄構構造物やごみ焼却発電プラントなどを国内外に数多く納め、社会インフラ整備や経済発展に貢献してきた。また、シールド掘進機事業については1967 年に開始しており、大阪ビジネスパーク駅の上下線およびホームを一括で掘削したΦ7.8m×17.3mの3 連マルチフェイスシールド掘進機など、同社製シールド掘進機は数多くの道路トンネルや地下鉄などの建設工事に採用されてきた。

 大阪では、2019 年6 月にG20 大阪サミット2019 が開催され、2025 年には大阪・関西万博開催が決定されるなど、国際都市としての大阪の認知度が高まってきているが、日立造船は今後とも製品の納入を通じ、地元・大阪の発展や国連の定めるSDGs(持続可能な開発目標)達成に積極的に貢献していく。

<引き渡し案件の概要>

工事名:北大阪急行線の延伸事業のうち土木工事

最終需要家:北大阪急行電鉄株式会社(大阪府豊中市、内芝 伸一社長)

施工者:熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体(代表企業:株式会社熊谷組(東京都新宿区、櫻野 泰則社長)、構成企業:株式会社フジタ(東京都渋谷区、奥村 洋治社長)、株式会社森組(大阪府大阪市、吉田 裕司社長))

機種:Φ6.95m泥土圧シールド掘進機×2 機

製作工場:日立造船 有明工場(熊本県玉名郡長洲町)

引き渡し:1号機下り線(南行き)用シールド掘進機 2019 年7 月、2号機上り線(北行き)用シールド掘進機 2019 年8 月

画像・上:1号機下り線(南行き)用シールド掘進機

画像・下:2号機上り線(北行き)用シールド掘進機

 ニュースリリース